三振数なら負けてないで、ケケケ! なんてぼやきたくもなる。オリックスに丸のみされた「関西ダービー」全敗。今季から3試合制になったとはいえ、05年の交流戦開始から初の屈辱だ。3連戦で得点はソロ本塁打2本による2点のみ。上本、柴田、鳥谷の上位3人が3者連続三振を2度も喫し、なんと5戦連続2ケタとなる10三振では、点は取れまへん。

 8回の攻撃中に響く「気合を入れろ!」コールもむなしさだけが残った。元気だった交流戦の最終盤に4連敗。しかも史上初、オリックス相手の「関西ダービー」全敗。和田監督も厳しい表情で振り返る。

 「このカードは流れを、まったく持って来られなかった。昨日、今日と相手がミスしてくれても、そこにつけこめない。逆に流れにのみ込まれている3連戦になってしまった」

 敵の失敗に乗じなければ勝機は生まれない。3回に相手失策から1死一、三塁の好機も、柴田の緩い投前のゴロに三塁走者藤井のスタートが遅れ、本塁でタッチアウト。一、二塁となってキャプテン鳥谷が応えられない。フルカウントで、外角低めへ沈むチェンジアップに空を切る。得点圏打率は1割7分5厘…。決めたい3番が乗り切れず、流れは敵へと傾いていった。

 西は絶妙な制球を誇って快調だったが「それでも打たないといけない」と鳥谷は責任感をにじませる。1回は上本、柴田、鳥谷と3者連続空振り三振。6回も2者の三振を見て打席に向かった鳥谷は、追い込まれて外角低めへの絶妙なシュートを見送る。見逃し三振の結果に、首をひねるしかなかった。今季2度目の3三振。前日13日も空振り、見逃しの2三振に終わり、和田監督も案じる。

 「ちょっと状態が良くない。振れなくなってきている。そこ(選球)で勝負する打者だけど、際どいところで。昨日、今日とストライクゾーンが審判と合っていない。トリはトリでしっかり見極めをしてるけど」

 エース金子に封じられたのに続き、この日は西に10三振を奪われた。2桁三振はなんと5試合連続。守っては2戦連続2桁失点で大敗だ。時間がいたずらに過ぎ、無力感だけが募る。今季、何度も見たシーンをまたも演じてしまった。

 明日16日の日本ハム戦(甲子園)がパ・リーグとの最終戦。和田監督は「交流戦トータルで踏ん張ってやって来たけど、尻すぼみに終わらないよう、交流戦最後まで戦っていく」と言う。勝てば、2年ぶりの交流戦勝ち越し。有終の美を飾り、リーグ戦再開にはずみをつけたい。【酒井俊作】

 ▼阪神打線はここ5試合連続2桁三振を喫している。10、11日ソフトバンク戦が10、13三振。12日からのオリックス3連戦は10、11、10個。12日は相手5投手全員に三振を奪われた。13日は4番ゴメスが4打席全三振。14日は西に10Kを献上し、1、2、3番打者が合計7三振。この3連戦は合計31三振中、1~5番打者(先発)が18で、3番鳥谷が7三振。5試合連続2桁三振は14年8月21~26日(中日11、広島12、10、10、巨人13)以来で、球団ワーストタイ。