超人ギータを守れ! ソフトバンク工藤公康監督(52)が、内角を厳しく攻められ死球で負傷する可能性がある柳田に防具改良指令? を出した。リーグ優勝翌日のこの日はロッテに1点差で惜敗も、CSを突破するために再出発。チーム力をさらに高めていく中、ケガ防止もカギになる。

 一瞬、ヤフオクドームの雰囲気が凍り付いた。7回、柳田が死球を受け倒れ込んだ。ロッテ左腕松永の146キロ直球が右上腕部を直撃した。

 今季13個目の死球に工藤監督は顔しかめた。「僕が相手の投手コーチでもインサイドを攻める」と厳しい内角攻めも理解した上で「避け方は急にうまくはならない。対策は肘当てとかを硬くして、幅を広めて…」と防具での徹底ガード指令を出した。

 用具メーカーの担当者によれば、材質も大きさも特に決まりはないという。現在使用しているプラスチックの肘当てを、鉄製にすることも、巨大化することも、できないことはない。だが動きにくくなるため非現実的な話。分厚い生地のアンダーシャツや大きめのリストバンドなどを着用することも防止策の1つだろう。

 MVP確実の柳田は工藤野球の柱。ケガで離脱されてはたまらない本音から出た言葉だった。優勝翌日もベストメンバーで臨んだ。1点差で競り負けた。それでも「勝つんだと前面に出していた選手たちは責められない」と話した。

 前夜はテレビ出演などで選手たちが球場を出たのは深夜2時過ぎ。選手会長の松田が2次会をシーズン終了後に延期を提案していたこともあり、選手たちは余韻に浸ることはなかった。柳田は「普通に帰って寝ましたよ」。今宮も「コンビニでおにぎりを買って帰りました」。普段通り試合に臨んだナインが頼もしかった。工藤監督も「優勝は昨日まで。CSに向けて考えていかないといけない」と切り替えを強調。敵はアクシデントだけかもしれない。【石橋隆雄】