まだ心の炎は消えていない。阪神キャプテン鳥谷敬内野手(34)は7日、CS進出が決まる9時間前、鋭いまなざしで話した。

 「それは見ますよ。CSにいけるかどうか気になるので」

 すでにシーズンが終了している阪神は、運を天に任せる格好で甲子園で全体練習。多くのナインがそうだったように、鳥谷もナイターの広島-中日戦から目を離すわけにはいかなかった。

 11年連続11度目の全試合出場を達成した今季。打率も2割8分1厘と、まずまずの数字を残した。それでもチームの主将として、10年ぶりリーグ優勝を逃した責任も感じた。この借りをCSで-。ほとばしる闘志が、その決意を感じさせた。練習でも並々ならぬ集中力で、フリー打撃では鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように快音を連発。CSで大暴れする準備は万全だ。「シーズンの悔しい思いを(CSの)勝ちにぶつけられるように頑張ります」。セ界一の下克上を背番号1がリードする。

 ▼阪神が3年連続6度目のCS進出を決めた。公式戦は70勝71敗2分け、勝率4割9分6厘。レギュラーシーズンで負け越してのCS(パは04~06年プレーオフ)は、05年西武(4割9分3厘)、09年ヤクルト(4割9分7厘)、13年広島(4割8分9厘)に次ぎ4度目。なお阪神が勝率5割未満でAクラス入りしたのは、2リーグ分立後では63年3位(4割9分6厘)、66年3位(4割9分2厘)に続き、49年ぶり3度目。