広島ドラフト1位岡田明丈投手(22=大商大)はほろ苦いデビュー戦となった。紅白戦の4回から登板。2回を投げ3安打4失点(自責は2)と荒れた。ボークあり、アウトカウント間違いありの岡田劇場。試合後には緒方孝市監督(47)に監督室に呼ばれて15分間の“お説教”タイム。即戦力ルーキーには収穫多き1試合だった。

 5回1死一、三塁で飛んできた鋭いゴロ。岡田は正面で捕球すると、一塁へ投げてしまった。併殺コースだったがアウトカウントの勘違いで2死二、三塁。さらに遊撃失策でこの回3点目を失った。4回にはセットポジションで制止せず、ボークをとられた。2回3安打4失点(自責2)の紅白戦デビューだった。

 岡田 アウトカウントを間違えていました。1個ずつ確認していかないといけない。シーズンだったら終わりです。切り替えないといけなかった。

 最速146キロの直球は一級品。後半にはスライダーなどの変化球でカウントを整える場面もあった。マウンドでも表情を変えず、素材の良さを随所にちりばめた。だがルーキーらしいとも言える痛恨のミス。試合後には緒方監督に監督室に呼ばれ、約15分間の“お説教”を受けた。

 岡田 自分の投球をする、ということ。やることが今は多いので、1回ずつ整理してちゃんと投げないといけないと言われました。

 緒方監督 投げるボールはいいんだけど、実戦の場では1球1球切り替えて投げないと。気持ちのとことで次の打者と対峙(たいじ)できていなかったから。

 とはいえそこは即戦力右腕。紅白戦で済んだことをプラスに、次戦へと向かう。「初球の入りもストライクで入りたい。少しずつよくなっている部分もあります」と17番。ほろ苦いデビューにはむしろ、大物感も漂っている。【池本泰尚】