阪神金本知憲監督(47)が他球団007のかく乱戦法に出た。4本塁打12得点と大勝した楽天との練習試合から一夜明け。1死一、三塁を想定したケース打撃で一塁走者はエンドラン、三塁走者は当たり(本塁)ゴーという複雑なプレーを練習した。「点差やイニング、カウント、打者の器用さ、三塁走者の足とか、いろんな条件が重なった時にできる。1年で1回あるか、使わないかもしれないサイン」と説明した。
その時、ネット裏ではセ5球団のスコアラーが1つ1つの練習を鋭くチェック。金本監督は笑いながら「見に来ているのを分かってやっているから。警戒してくれればいい。そういう狙いよ」と言った。
今年の阪神はこんなプレーも仕掛けてくるかもしれない。それをどうぞ持ち帰って…という姿勢だ。「相手がミーティングしてけん制が増えたり、バッテリーでうじゃうじゃやってくれたら効果ありだから」。
大勝で飾った初陣から一転してしたたか采配の一面を披露。打撃練習では前日4番で1発を放った陽川やポスト鳥谷候補の北條をそれぞれ1時間、熱血指導。若手育成に心血を注ぎながら、既に始まっている情報戦でも勝利する意気込みだ。【松井清員】



