日本ハム大谷翔平投手(21)が、2年連続の開幕投手に内定したことが21日、分かった。昨季、パ・リーグの投手3冠を獲得した日本人最速右腕は、米アリゾナキャンプ中の10日(日本時間11日)の韓国ロッテ戦で最速157キロをマークし、2回4奪三振無失点と順調そのもの。帰国後もコンディションを維持しながら調整を続けており、栗山英樹監督(54)は昨年に続き、3月25日のロッテ戦(QVCマリン)で大役を任せることを決断した。
今年も、チームの命運を左右する開幕のマウンドに上がる。この日までに、大谷が2年連続の開幕投手に内定した。同一投手が連続で開幕投手を務めるのは、5年目を迎える栗山政権下では初めて。チームでも、北海道移転後は07年から5年連続で務めたダルビッシュ以来2人目となる。
昨季パ・リーグ3冠を獲得した日本人最速右腕は、充実のオフを過ごし、進化の4年目を迎えている。今キャンプ中は、米アリゾナで行われた10日(同11日)の韓国ロッテ戦で、最速157キロをマーク。2イニングを投げて4奪三振と打者を圧倒し、スタンドに詰めかけていたメジャー全30球団の関係者を仰天させた。
ブルペンでは「(肩、肘に)負担も少なく、楽なので」と、昨季までは使っていないチェンジアップも試投中。ロッテとのオープン戦に出場したこの日も、午前中に今キャンプ最多の101球を投げ、チェンジアップのほか、スライダー、フォークなども投げ込んだ。「今日(のテーマ)は量を投げて、というところですね。しっかりと球数も増えていきながら。いろいろ考えてやっています」。打者での実戦出場を続けながら、投手としても開幕へ照準を合わせている。
DHで4打席に立ったこの日は、ベンチから、開幕の相手となるロッテの打線を観察した。新戦力のナバーロは、武田勝から豪快な1発を放った。「いろいろ特徴がありました。いい打者だなと思います。しっかりと見て、やっていきたいです」。1カ月先の対戦を思い描きながら、イメージをふくらませた。
楽天則本と投げ合った昨年の開幕戦は、勝利投手にこそなったものの、右ふくらはぎがつって6回途中で降板。先制点も失っており、満足はしていない。今年は敵地で迎える開幕戦(3月25日、QVCマリン)。熱狂的なロッテファンが取り囲む完全アウェーの雰囲気を、“世界レベル”の剛速球で静まりかえらせる。
◆大谷の昨季開幕投手まで 名護キャンプ中の2月20日、栗山監督が大谷に直筆の手紙を手渡し、背番号にちなんで午前11時11分に「大谷開幕投手」を発表した。巨人長嶋茂雄終身名誉監督の誕生日に、球界の歴史を塗り替える選手になってほしいという指揮官の願いを込めた指名だった。ダルビッシュに並ぶ高卒3年目での大役は、3月27日楽天戦(札幌ドーム)で6回途中1失点の好投。21歳未満の開幕投手が勝利したのは86年津野(日本ハム)以来、29年ぶりだった。



