2試合連続本塁打中の日本ハム大谷翔平投手(21)が、今度は「投」で初勝利を目指す。今日1日のソフトバンク戦(静岡)に先発予定。舞台はプロ入り以来31イニング連続無失点中の地方球場で、ベーブ・ルースが沢村栄治と対戦したことのある「二刀流」としてはゆかりのある地。昨年は1勝2敗、防御率6・58と打ち込まれた強力打線が相手だが、連続無失点イニング更新を目標に、勝負のマウンドへ上がる。
不思議な縁がある。空港の到着ロビーに駆けつけた地元ファンの歓迎を受け、大谷は静岡の地に降り立った。今日1日のソフトバンク戦で、今季初勝利を目指す。「いい打線ですけど、自分がしっかりやっていれば抑えられると思う。なるべく0でいって、完封できるのが一番いい」。地方球場はプロ入り以来、31イニング連続無失点中。記録の更新を目標に掲げた。
球場の前に、伝説の対戦を記念した像が立つ。1934年に開催された日米野球。米国チームを相手に好投した沢村栄治と、「野球の神様」ベーブ・ルースだ。メジャーで唯一「2桁勝利&2桁本塁打」を達成したベーブ・ルースがプレーしたことのある球場。大谷も「それは知っています」。栗山監督も「開幕投手に決めた時から、意識はしてきたこと。静岡で試合をすることは決まっていた。こういうふうになる、と思ってはきたから。『野球の神様』が、何か見ていてくれるんじゃないか」。タイミングを合わせたかのように、29、30日のオリックス戦では打者として2戦連発。次は投手としての活躍に期待がかかる。
実は同球場でプレーするのは初めてではない。花巻東時代に、合宿を行ったことがあり「練習したことがあります」。もちろん当時は、自分が「二刀流」の道を歩むとは思ってもおらず、特別な意識はなかったが、「二刀流」4年目の今は違う。2013年にかけて大幅に改修もされており「別の球場に映ると思います」と話すが、変わったのは球場側だけではない。
2戦連発中の「打者・大谷」はスタメンからいなくなるが、「打線が点を取ってくれると思う。試合をつくりたい」。昨年独走を許したソフトバンクとの今季初対戦。大谷が、先手を奪う。【本間翼】



