西武菊池雄星投手(25)が粘りの投球で8勝目を挙げた。

 立ち上がりから制球に安定を欠き、1点リードの3回に2ランを被弾。同点で迎えた5回にも1点を失ったが、13安打で8点を奪った打線の援護と、守備に助けられた。

 7回を8安打3失点で自身6連勝も「3者凡退も1度もなく、決め球になる球がなくて三振も取れず、最後までしっかり修正できなかった」と反省。「気持ちを切らさず、(失点後は)次の1点をやらない気持ちで粘りました。ファインプレーなど野手の皆さんに助けていただきました」と感謝した。

 チームは6月9、10日以来、2カ月ぶりの連勝。田辺徳雄監督(50)は「(菊池は)序盤のチャンスで点が取れなくても焦れずに、よく踏ん張ってくれた。打線も序盤は重い雰囲気だったけど、6回はよくつながった。いい集中力で、いい働きをしてくれた」と振り返った。