右足首の手術を受けリハビリ中の日本ハム大谷翔平投手(23)が、メジャーでの日本人リレーに思いをはせた。28日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷の寮内で患部の動作確認などを行った。前日27日には、自転車型トレーニング器をこぐなど少しずつ負荷をかけたトレーニングをこなしている。「いろいろやっています」と、順調な回復をうかがわせた。

 地道なリハビリ生活の中、発奮材料があった。この日、ウエートルームに設置されているテレビを通して、ワールドシリーズ第3戦を観戦。自主トレなどで師事するドジャース・ダルビッシュが先発し、2番手で前田が登板した。大舞台で大役を任された日本投手の姿に見入っていたという。「あそこで投げられるっていうのが、すごいんじゃないかと思います」と話した。

 自身はポスティングシステムを利用し、来季メジャー挑戦の意思を固めている。はやる気持ちを抑えながら、復帰に向けて歩んでいる。早ければ今週末にも屋外でランニングを再開する予定だったが、関東地方にも台風が接近中。その影響で多少遅れそうだが、着実に歩を進めている。