スタメン復帰した日本ハムのブランドン・レアード内野手(30)が、決勝の「すし」を握った。4-4の延長11回。「しっかり試合を決めようと打席に入った」と執念も込めて、左翼席に決勝の5号ソロを突き刺した。前夜は延長12回にバッテリーミスでサヨナラ負け。2戦連続の延長戦の末、この日は極上の勝利を呼ぶ1発を放った。

 熱意を実らせ、戻ってきた。腰の張りで戦列を離れ、スタメン出場は4月30日ロッテ戦以来。前夜10日の試合前練習で通常メニューを難なくこなし「出来るだけ早く試合に出たかった。出られないのはキツかった」と栗山監督に出場を直訴していた。「しっかり治せた。選手として、毎回試合に出るのが幸せ」。幸福感いっぱいに、大仕事をやってのけた。

 指揮官は「大きいよね。よく打ちました」。本塁打後、恒例のすしを握るパフォーマンスにも、心なしか力が入った。ヒーローインタビューでは「(本塁打は)すごい久しぶりだったので、これからは“すし屋、延長”でいけたらいいね」と、大盤振る舞いを予告。元気満タンの“店主”が帰ってきた。【田中彩友美】