東京ドームでの巨人8回戦に、中日移籍後初めてビジター登板した松坂大輔投手が、緊急降板した。

 3回、巨人阿部に四球を与え、1死一、二塁となった場面で異変を訴えた。「右足ふくらはぎの強い張り」のため、2回1/3を4失点で交代。今季3敗目を喫した。

 「何とか投げたかったが、後続の笠原たちに迷惑をかけた。今日のブルペンから張りはあった。長引くようなものではないです。(明日の練習は)行きます。(1週間後の登板も)僕は大丈夫だと思っています」。

 試合後、松坂はしっかりとした足取りで、報道陣の質問にそう丁寧に答えた。検査を行う予定もないという。

 今季は登板直後に出場選手登録を抹消され、中10日以上空けて再登録して先発してきた。中6日での先発ローテーション入りが確定するはずだったが、今後が注目される。

 森監督は「中4日、中5日でとは考えていない。今日(13日)の球数も少なかった。明日の様子を見てからだが、大きな心配はしていない」と話した。