阪神が「日本生命セ・パ交流戦」で西武に完封負けして4連敗、再びBクラスに転落した。4番DHに原口を入れるなど、先発左腕の菊池対策で糸井以外の8人を右打者で並べたが不発の0行進。4戦全敗の交流戦でタイムリーは1本しか出ておらず、深刻な貧打がまた浮き彫りになった。金本監督も「投手がかわいそう。いい加減にしないと」とおかんむりだ。
西武ファンの大歓声が響き渡るバックネット裏の一室で、金本監督は怒りを隠さなかった。「力のある投手だけど。あまりにも打てなさすぎるわな。もう何試合? 50試合くらいやっているやろ。ちょっと打てなさすぎるわね、打線は…。投手がかわいそうですよ、いい加減にしないと」。菊池相手に得点圏へ3度進んだが後続が凡退。6回を3安打で9三振を奪われ、得点板に「0」を刻んだ。
千載一遇のチャンスがピンチに映る。2点を追う5回。先頭中谷が右越え三塁打で出塁した。無死だ。まずは手堅く1点をかえす局面だ。だが、ロサリオは2度、ファウルで打ち損じて追い込まれると、見逃せばボールの高めチェンジアップに力任せの空振り三振に倒れた。指揮官が指摘したのは、工夫のなさだった。
「ロサリオなんか(バットに)当てれば1点入るんだから。彼はいま、全部、見失っている。せめて、あそこはセカンドゴロ、ショートゴロ、サードゴロでもいいんだから。考えてくれないとね。こっちも指示を出している。内野が後ろに下がっているというね」
江越は初球ストライクの後、2球目が中途半端なセーフティースクイズになりファウル。足元へのスライダーに空振り三振した。ちぐはぐな光景になり、指揮官も「(サインの)見落としは間違いない。そういうところが大事になってくる」と断じた。悪夢の3者空振り三振でチャンスを逃した。1回無死一、二塁で凡退。2回無死二塁から3者連続空振り三振…。拙攻を重ね、完封負けを喫した。
左肩の不調で1カ月ぶりに1軍戦登板した菊池対策で4番DHに原口を入れるなど、右打ちを8人並べるオーダーを組んだが不発。雄星に13年から勝ちなしの5連敗だ。金本監督も「相手も二、三塁に走者がいたときはエンジンをかけてギアを入れ替えてくる。こっちも何か普段と違うものを出さないと、得点圏では」と語気を強める。交流戦は12年以来、6年ぶりの4連敗発進。4位に転落した。いまだ貧打を打開できず、前半戦の正念場を迎えた。【酒井俊作】



