楽天則本昂大投手(28)が12日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、7年契約の2年目を現状維持の年俸3億円でサインした。

昨オフ3年契約の3年目を年俸2億5000万円で更改したが、今季開幕前の3月に契約を見直し、年俸3億円プラス出来高で7年の大型契約を結んでいた。故障者特例の日数が加算され、今季取得した国内FA権を今オフ行使し、宣言残留。選手会長にも就任した。

則本昂は会見に臨み「なかなかこういった年数をもらえる選手は少ない。日本ではシーズン前に契約して発表するというのはあまり聞かないので、これから選手にとって新たな選択肢になればおもしろいかなと思いました」と大型契約の意図を説明し「20勝したい。できればチームもいい順位にいると思いますしとにかく優勝したい」と力を込めた。

今季は3月に右ひじをクリーニング手術。7月9日のオリックス戦で復帰。6回3安打無失点でチームの連敗を10で止めた。12試合に登板し5勝5敗、防御率2・87を記録。ソフトバンクとのクライマックスシリーズファーストステージ第1戦に先発し6回3失点で白星を挙げた。(金額は推定)