ソフトバンク和田毅投手(39)が14日、福岡市中央区のペイペイドームでの自主練習を行い、オンラインでの取材に応じ、浜田高校の先輩でもあり、新型コロナウイルスに感染し入院中の梨田昌孝氏(66=日刊スポーツ評論家)に、1日も早い復帰を願った。

「高校の大先輩でもあり、感染を知った時はビックリした。今、一生懸命、闘っていると思うが、必ず良くなって、またペイペイドームに来ていただけると信じています」と再会を願った。

さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響で非常事態宣言が出ている福岡で練習していることにも複雑な思いも口にした。

和田 非常事態宣言が出ているなかで、何でやっているんだという声もあるかもしれない。仕事が休業となっている状態で、我々もするなと言われても仕方ない状況のなかで、こうやって野球をしていることを考えれば、開幕という言葉を軽く言えることはできない。ただ、僕らが野球をやるなかで、勇気や元気をもらえるというのであれば、開幕した時に自分が100%の姿を見せられるように、今はしっかり調整していくしかない。

自主練習が始まって5日目の14日はウエートトレーニング、キャッチボールなど基本メニューをこなした。この日はくしくも熊本地震(前震)から4年がたった日。プロ14年目のベテラン左腕も「これ以上、嫌なことが起こらないでほしい」とも願っていた。【浦田由紀夫】