楽天則本昂大投手が7回115球1失点の力投を見せた。

スタンドには相手ファン一色も「変わることなくこれまで通りやることができた」と自らの投球は崩さなかった。

最速153キロの直球とフォーク、カットボールなどで9奪三振。2回、ソフトバンク松田宣に先制ソロを浴びたが、東浜との息詰まる投手戦に1歩も譲らなかった。

この試合に勝てば球団史上初の開幕投手の開幕から4戦4勝となったが、チーム得点12球団トップの強力打線の援護はなかった。「調子は良かった。その分慎重になりすぎてしまった。球数が多くなり、テンポが悪くなった」と4四球を悔やんだ。サヨナラ負けが決まり歓喜にわく相手を前に、ベンチで唇をかんだ。「悔しいですね」と言葉に思いをにじませた。