楽天小山伸一郎投手コーチ(42)が、守護神森原に奮起を促した。

27日、本拠地・楽天生命パークでの先発投手練習を視察。前日26日オリックス戦の9回は森原ではなく、ブセニッツが締め、来日初セーブを挙げたことに「状態次第。やられ方もよくなかったので、気持ちを切り替えるという部分で昨日はブセニッツがいきました」と説明した。森原は開幕から9試合連続無失点で4セーブと好スタートも、22日オリックス戦で2/3回6失点で今季初黒星。23日同戦の1回無失点を挟み、25日同戦で再び2/3回3失点とし2敗目を喫していた。

小山コーチは現役時代、中日、楽天で中継ぎ投手として活躍。通算477試合の救援登板を誇る。「去年は7、8回を投げていい成績を残しましたが、9回を抑えるという環境の大変さの話もしました。中継ぎなので、引きずっていても仕方ない。このままずるずるいかないように、という話はした」。先発再転向の松井に代わり、重責を担う右腕へ「今の順位にいるのも森原の頑張りがあってのこと。もう1度信頼してもらって、周りにも彼の立ち振る舞いは大事になる。何とか頑張ってもらいたい」と背中を押した。