巨人戸郷翔征投手が5回無失点でリーグ2位の7勝目を挙げ、師匠のメモリアルを白星で祝った。

この日、1月に合同自主トレした前巨人でブルージェイズ山口が初勝利。「同じ日に勝利を挙げられたのはうれしいです。俊さんも頑張っているので、自分もしっかりと結果を残して、いい報告ができるようにと思いながら投げています」と誓った。調子は悪く、4安打5四球と毎回走者を背負ったが、“土俵際”で粘った。

大きな目標となる新人王にも、着実に突き進む。広島のルーキー森下を2勝リード。規定投球回には届かずも、防御率も1・90で上回る。「ライバルとなる森下さんは同じように勝っている。僕も負けじと」と強烈に意識した。8月は4勝0敗、防御率0・37で、計24回1/3を投げ、失点は1。「中継ぎにも迷惑をかけて、野手の方々にも助けられている。ちょっと運を持っているのかなと思いますけど、運試しじゃなく、もっと自分の実力で勝っていければ」と決意を込めた。