阪神は21日、ジェリー・サンズ外野手(33)、ジョン・エドワーズ投手(32)、ジョー・ガンケル投手(28)、ジェフリー・マルテ内野手(29)の4選手と来季の契約を更新したと発表した。推定年俸はサンズが150万ドル(1億5800万円)、エドワーズが70万ドル(7350万円)、ガンケルが75万ドル(7880万円)、マルテが65万ドル(6830万円)でいずれも単年契約になる。

昨季の韓国リーグ打点王のサンズは開幕2軍発進だったが、夏場には4番を任されるなど勝負強い打撃を発揮。110試合に出場して19本塁打、64打点、打率2割5分7厘の成績を残した。グッズ化もされた独特のエアーハイタッチ「ハッピーハンズ」も人気。来季も大山らとの強力クリーンアップ形成が期待される。

矢野監督勝負の3年目となる21年も助っ人8人体制が濃厚だ。野手補強では韓国KTで47本塁打、135打点で2冠のメル・ロハス・ジュニア外野手(30)と大筋合意。投手でもロッテを自由契約となった日米95勝左腕のチェン・ウェイン投手(35)、韓国斗山で今季20勝のラウル・アルカンタラ投手(28)との交渉が最終局面だ。さらにセーブ王に輝いた守護神ロベルト・スアレス投手(29)との契約更新も目前。16年ぶりリーグVへ、強力な助っ人布陣を整える。【桝井聡】

 

▽サンズ「またタイガースに戻ることができて、すごくうれしいしワクワクしているよ。今年は楽しい時間を過ごすことができたし、来年こそはタイガースが優勝するために、もっとチームに貢献できるように頑張りたいね」

▽エドワーズ「すごくワクワクしているよ。タイガースのみんなは僕にも家族にも親切で、神様が僕たちをこのチームに運んでくれたことに何か意味や目的があると信じている。また来シーズンもタイガースの優勝のためにプレーすることを楽しみにしているよ」

▽ガンケル「もう1度タイガースでプレーする機会を得ることができてとても興奮しているよ。すばらしいチームメートやファンのみなさんに恵まれて、再び一緒にプレーすることが今からとても楽しみだね」

▽マルテ「またタイガースに戻ることができて、このチームでみんなと一緒に戦えることをとてもうれしく思っているよ。オフはしっかりとトレーニングをして、来年は1年間ケガをせず、チームの勝利に貢献したいね」