「8回の男」阪神岩崎優投手(30)が今季初のイニングまたぎで、気迫の投球を見せた。

いつもの持ち場「8回」より、1イニング早く「7回」にマウンドへ。先頭の青木は痛烈な当たりも一塁手マルテの好捕で一ゴロ。山田から143キロ直球で空振り三振を奪うと、最後は村上も144キロ直球で連続三振。3者凡退と完璧な投球にも顔色一つ変えずに、マウンドを降りた。

8回はオスナを144キロ直球で二ゴロに仕留め、1アウトを奪ったところで守護神スアレスにバトンを渡した。

岩崎は今季登板55試合目で、初のイニングまたぎ。前夜に自力優勝の可能性が消滅し、絶対に負けられない一戦で、クールなセットアッパーが熱い投球を見せた。