西武に新たに就任した平石洋介打撃コーチ(41)が9日、就任会見を行った。楽天では監督を経験し、ここ2年はソフトバンクで指導。7年間の現役生活と、10年間にわたる指導者としての経験を踏まえ、最下位に沈んだチーム再建へ、熱い気持ちを語った。

 

-話をもらった時の気持ち

今シーズン、ソフトバンクホークスでやらせていただいて、まさかライオンズからお話をいただくと思っていなかったので、驚きとうれしさと両方ありました。

-西武の印象は

ライオンズの黄金期と言われて、非常に強いイメージがありましたし、僕がプロに入ってからもですね、特に指導者になってから散々やられました。いつどこで火がつくかわからない打線が本当に相手からして怖くてですね、本当にその通りにやられた試合もありました。ただ昨年、今年とチームの成績がちょっと低迷しているところもありますので、ただ今年に関して若い選手もたくさん試合に出ていましたので、いい選手も相手チームからしてもいると思いましたので非常に楽しみです。

-今日、練習に参加してみて

ちょっとバッティング、守備と見させていただいたんですけど、おっ、という選手もいましたので、本当に全く知らなくて、その姿を見たことなかったんですけど、ちょっとびっくりしました。

-どうコーチングをしていきたいか

選手1人1人の野球人生がありますから、我々の自己満足でやらせるというのは僕は一番駄目だと思っています。ただ本当にチームが勝つためにいろんな役割があると思うんですけども、とにかくこちらの一方通行にならないように、必ず選手にも意見、考えを聞いて、その中でいろいろ、ちょっとでもいい方向にサポートできたらなと思うんですけども。毎日グラウンドにぎらぎらとした表情で来てほしいというか、グラウンドに来るのが嫌と思ってほしくないので。野球というのは失敗の多いスポーツですので、ただその中でも、特にバッティングで言えば、3割残せばすごい打者と言われて、7割失敗なんです。ただ、この7割失敗するスポーツはなかなかないので、それぐらい答えがないと思っているので、どこまでの力になれるか分からないですけど、とにかく1日でも早く、選手はじめスタッフとも腹を割って、本音で言い合えるような、もちろん厳しいことも言うと思います。

-初の関東

そうなんです。僕大分出身でですね、小学校まで大分で、そこから中学校、高校大阪、大学京都、社会人は愛知県に行って、そこで関東を見事に通り越して、楽天で仙台、その後福岡だったので、本当に関東はですね、東京をはじめ、埼玉もそうなんですけど、遠征で来たことしかなくて、右も左もどころか、前後左右上下、ほぼほぼ土地勘がないので、ライオンズからお話をいただいて今日までですね、およそここ最近1週間、10日ぐらいですか、だいぶ地図を見ています。土地勘を覚えていってですね、どこに住もうかな、とかいろいろ今探していっているところなんですけど、不安でしかないです、そこに関しては。