DeNA中川虎大投手(22)は斎藤隆新コーチのアドバイスを胸に、課題の制球力を克服し、来季の1軍定着を目指す。

キーポイントは「並進運動」だ。斎藤コーチが見守る中、秋季練習初のブルペン入りで直球を中心に約30球投げ込んだ。これまでに投球フォームの助言を仰いでいた右腕は、「『投げてていい球と悪い球の差が激しいのは、身体の行く方向が定まってないからだよ』と、アドバイスを頂きました。(行く方向というのは)足を上げてから、本塁へ進むときの並進運動です」と、改善点を明かした。

来季は5年目のシーズンを迎える。今季は1軍で7試合に登板し、0勝1敗防御率6・49の成績に終わった。6月2日のソフトバング戦では、6回4安打1失点に抑える好投もあったが、「たまたま結果が出た試合もありましたけど、そこからは続けませんでした。自分はチームに、1軍で投げられるなら(先発、リリーフ)どちらでも良いと伝えてます」と、貪欲な姿勢をアピールした。