DeNAの強肩、山本祐大捕手(23)が、セ・リーグの俊足走者を足止めする。5日、川崎市内で日本プロ野球選手会による野球・ソフトボール体験会サポートプロジェクトに参加。「上位チームの上位打線はかき回せる。中軸が気持ち良く打撃できると、得点につながる。(ヤクルト)塩見さん、阪神の近本さん、中野さんコンビ」と警戒選手を列挙。「単独(盗塁)はさせたくない。(阻止率)5割以上は刺したい」と意気込んだ。

オフは2年連続で阪神梅野隆太郎捕手に弟子入りする。2日の契約更改では自主トレの場所に「まだ(梅野が)FAで分からないので。阪神に残るなら宜野座を使わせてもらったのですが、今年は分からない」と話していた。その後、梅野がFA残留を決めたことで、オフの自主トレ場所も確保できそうだ。梅野からはブロッキング技術を吸収する予定。「梅野さんは後ろにそらさない。すごい。(捕逸がなく進塁手段が)盗塁しかないとなれば、僕の肩が生きる」と話した。

今季は出場49試合で、盗塁阻止率が3割6分8厘、捕逸は1だった。来季は2部門を改善し、レギュラー奪取を狙う。【斎藤直樹】