ソフトバンク田上奏大投手(19)が9日、新たに育成選手として球団と再契約を結んだ。年俸は現状維持の550万円。11月25日に来季の契約を結ばないことを通達され、この日まで自由契約選手となっていた。ペイペイドームで取材に応じた田上は「育成になってもやることは変わらない。もう1回支配下を目指して頑張ろうと思いました」と、気持ちを新たにした。

履正社(大阪)から20年ドラフト5位で入団。投手歴は約1年半だったが、最速154キロの力強い直球を投げ込む。宮崎秋季キャンプで行われたシート打撃では、上林、栗原ら主力クラスを直球で打ち取るなど、藤本監督も「楽しみな投手」と期待を寄せる若鷹だった。

「(球団は)自分のピッチングを評価してくれている。キャンプやフェニックスでも自信になったところもあったので、もう1回頑張りたいと思います」と話した。