楽天鈴木大地内野手(32)が若手をサポートしつつ、さらなる高みを目指す。ロッテから移籍2年目の昨季は143試合にフル出場し、打率2割7分7厘、10本塁打、53打点。若いチームではベテランの域に差しかかることもあり「年が上になってきている分、引っ張っていきたいという気持ちもありますし、若い子からいい刺激を受けながら、勉強させてもらいながら、でも僕も経験してきた思いも伝えながら、チームも前に進んでいきたい」と意欲的に話した。

ロッテでの若手時代も先輩の存在が大きかったという。「福浦さん、(井口)監督、今江さんとかに支えてもらった。そういう方の背中を必死についていって今がある。別に自分について来いとは思わないですけど、そういう子たちの思いもしっかり聞いて、正してあげられるところは正してあげられたら」と自分の役割を自覚する。

今季はチームのドラフト上位3人が野手。頼もしいユーティリティーは「僕は正直、技術指導はできないですけど、一緒にやるチームメートとしての背中を押すことだったり、思いを聞いてあげることはできると思う。チームのために、若い子のためになりたいという思いはあります」。若手指導でも存在感を示していく決意だ。