ロッテ東條大樹投手(30)が真骨頂の投球で、ピンチを救った。

7回に好投の先発ロメロが2安打され、1死一、三塁となり、代打杉本が登場したところで、2番手でマウンドへ向かった。

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緊迫の場面だったが、外角ぎりぎりへの148キロを2球続け、あっさりと2ストライク。1ボールの後、代名詞の大きく曲がるスライダーが内角から入ったが、杉本は反応せず、見逃し三振に。続く代打西野も中飛に抑え、ロメロは拍手喝采でベンチを飛び出した。

サイドスロー右腕は、昨季は5試合の登板で防御率5・40に終わった。今季は球威や制球が安定し、存在感を示している。流れが変わりかねない厳しい場面で、昨季13本塁打された杉本をしっかり抑えたのも大きい。井口監督も「おととし(の調子)に戻ってきたんじゃないですか」とし「今後もああいう場面で起用していきたいなと思います」と高く評価していた。【金子真仁】

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