ノーヒッターからノーヒッターへ! ソフトバンク千賀滉大投手(29)が、13日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発する。12日はペイペイドームで投手練習に参加。前日11日にノーヒットノーランを達成した東浜からバトンを受けた右腕は「やらなくちゃいけない気持ちになりますし、ぼくが投げる試合を勝てるように」と、先輩の快投を刺激に変えて意気込んだ。

千賀自身も19年に同じ偉業を達成している。前日は球場でトレーニングなどをしながら見届け「見ていました。ドキドキしました。(自身が達成した際の)マウンド上ではあまり緊張感はなかった。見ている方が全然、緊張しました」と、東浜の快挙を振り返った。

「ノーノー」の重みを身をもって知るからこそ、目の当たりにしても平常心だ。「ああいうのは運もある。詰まったのがポテンヒットになったり。運が重ならないとできないことなので。本当に、巡りが良くないとうまくいかないこと。ぼく自身、やれることは一生懸命やりたい」。それ以上に「9回まで0で投げたい」と、自身では19年以来の完封勝利に狙いを定めた。

チームは5月に入って好調で、現在7連勝中。だが、千賀は前回登板した6日ロッテ戦で5回3失点で降板し、延長の末の逆転勝利で味方に助けられた。「ぼくで(連勝が)止まってたくらいのものがあった。しっかり投げないことには始まらないし、まずちゃんと投げたい」。今季最長タイの8連勝へ、“ノーノー継投”で必勝だ。【山本大地】

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