巨人原辰徳監督(64)が3年契約2年目となる来季も指揮を執ることが正式に決まった。4日、大手町の球団事務所で山口寿一オーナーと会談。続投を要請され、受諾した。

今季は68勝72敗3分けの4位と苦戦を強いられた。5月20日まで首位を走ったが、主力の離脱もあり、夏場に大失速。そのまま優勝争いから脱落した。2年連続で負け越し、17年以来のBクラス。原政権では初めてCS進出を逃した。

3年契約の最終年でリーグ3連覇を逃した昨季のオフ、新たに3年契約を締結。第3次政権を6年の長期政権を見据え、若手と指導者の育成をテーマにV奪還を求められた。登板機会を得た若手投手陣は、成長の可能性を示した。2年目の山崎伊ら8人が初勝利と、プロ野球のシーズン初勝利最多記録を樹立。ドラフト1位大勢は守護神として新人歴代最多に並ぶ37セーブを挙げた。

原政権通算17年目となる来季に向け、11月に宮崎で約3週間、若手中心の秋季キャンプを実施する。チーム力の底上げ、V奪還が第3次原政権4年目の最重要課題となる。

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