楽天は19日、森雄大投手(28)、石田駿投手(25)、マーキ内野手(27)、釜元豪外野手(29)の育成4選手へ、来季の育成再契約を行わない旨を伝えたと発表した。

森は東福岡から12年ドラフト1位で楽天に入団。14年にはプロ初勝利を含む2勝を挙げた。19年に血行障害と診断され、20年にはトミー・ジョン手術を受け、度重なる故障に悩まされた。球団を通してコメントを発表。「星野さんに取っていただいて、星野さんのもとで初勝利をあげられたことが一番記憶に残っています。最近はずっと苦しかったですね。特にここ3年は苦しかったですが、今はスッキリした気持ちです。今後の予定は特に決まっていませんが、トライアウトは受けない方向です。時間を置いてゆっくり考えたいと思います。長い間大変お世話になりました」と感謝した。

石田はBC・栃木から20年育成1位で入団。「2年間という短い期間で1年目からなかなかうまくいかないことが多く、2年目の後半にようやく状態も上がってきていたので、もう少しやれたんじゃないかなという思いもあり、今は悔しい思いしか残っていないです。トライアウトは受ける方向で考えていますので、まずはそこに向けてしっかり練習を続けていければと思っています。短い間ではありますが応援いただきありがとうございました」とコメントした。

マーキはハワイ大から19年育成3位で入団。今季キャンプ1軍スタートだったが、支配下登録を勝ち取れなかった。「石井監督に1軍キャンプに呼んでいただいたり、三木監督には試合でたくさん使っていただいたなかで、結果が出せず目標を達成できなかったので悔しい気持ちがありますし苦しかったです。それでもたくさんの応援をいただいたファンの皆さんには感謝しかないですし、たくさん背中を押していただきました。トライアウトを受けるかどうかはまだ決められていないですが、今後も野球を続けたいという気持ちはありますので時間をつくってしっかり決めていきたいと思います」とコメントした。

釜元は昨季ソフトバンクから戦力外通告を受け、楽天に加入。1軍での出場はなかった。「昨年戦力外を受けた立場でしたが拾っていただいて、1年でもプレーする機会をいただいて楽天イーグルスには感謝の気持ちです。東北にきてほぼ2軍での生活ではありましたが、ここでしか出会えない方々や先輩・後輩・監督・コーチに出会えたこともいい経験になりました。今後はまだ全然決まっていないのですが、まずは家族と話をしてしっかり決めていきたいと思います。短い間ではありましたがお世話になり、ありがとうございました」とコメントした。

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