ロッテの1軍投手コーチに就任した黒木知宏氏(48)が19日、ZOZOマリンの秋季練習を初視察した。スーツ姿で、首脳陣や選手らにあいさつ。解説者としてたびたびマリンを訪れてはいたが、古巣復帰は07年以来で「緊張しました。久しぶりにユニホームを着て一緒に戦うということで。みんな、ちょっとよそよそしい感じでしたね」と笑った。

日本ハムでともに投手コーチを務めた吉井理人新監督(57)からは「ジョニーさん、よろしく。一緒に頑張ろう」と声をかけられたという。佐々木朗希投手(20)のキャッチボール姿には「今までは遠目からしか見たことがなかったですけど、実際に目の前にして、ボールの軌道であったり体つきだったり、あらためてすごさを感じました。何より、ロッテの選手は体が大きいですよね」。体の状態を気に掛けるなど、投手陣に積極的に声を掛けた。

今後指導していく上で、選手に寄り添うことを信条とする。「千葉で育ってきましたし、千葉で僕はここまで野球人としてこられた。それを返さないといけない責任がある。身が引き締まる思いです」。次回以降はユニホームかジャージー姿になりそうで「選手とキャッチボールしたりとか、できる範囲でやっていきたい」と意気込んだ。

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