阪神馬場敏史内野守備走塁コーチが、5年連続12球団ワースト失策の守りに「自衛隊」の技を注入する。

オリックスで94年から2年間ともにプレーした岡田監督が「馬場は現役の時から自衛隊やんか。守備はうまかったよ」と、三塁手で95~96年と2年連続でゴールデングラブ賞の守りを絶賛する。

コーチ歴も21年間と豊富で、西武では1年目21失策の遊撃手源田を年間失策1桁台の名手に育て上げた。馬場コーチは「毎日、毎日の積み重ね。本人のやる気、減らそうという意識があるのかが、かなりのウエートを占める」と意識改革から拙守解消に取り組む。

内野が土の甲子園については「イレギュラーの可能性があるので、雑にならないように」と話し、足の使い方、グラブの出し方、送球と基本を細かく教える。三塁に固定する佐藤輝には「24日からの練習でしっかり見ていきたい」と、秋季練習から本格指導する。