今季2度目の実戦は、開幕投手候補の板東湧梧投手（27）が2回1安打無失点の好投を見せた。
白組の先発。初回は三森、今宮の1、2番コンビを5球で料理。3番中村晃に右越え二塁打を許したが、4番栗原を中飛に仕留めた。2回は柳町、正木、上林を3者凡退に抑えた。
「全体的に良かった。フォークが低めに集まって、空振りも取れた。ストレートがあともう1つ」。キャッチボールから調子はイマイチだったというが、さすがの修正力で結果を出した。開幕ローテーション入りに向けては「そこは絶対に取る」と強く意気込んだ。
紅組2番手で、B組から参加した田上奏大投手（20）も2回1安打無失点でアピールに成功した。2イニング目の2死走者なしの場面では、フルカウントから4番柳田に直球で見逃し三振を奪った。「すごい人なので、自分がどれだけ通用するかを確かめたかった。思い切りいこうと思いました」。昨季はプロ初先発で6回途中無失点の好投を見せた高卒3年目右腕。「年齢は関係なく、開幕ローテーションに割って入れるようなピッチャーになりたい」とたくましかった。
