ヤクルトのドラフト1位、吉村貢司郎投手(25=東芝)が5日のロッテ戦(ZOZOマリン)でオープン戦に初先発する。神宮外苑で調整した右腕は「開幕に向けて結果も求められる。キャンプ期間は自分の成長。ここからは対打者が重要」と意気込んだ。

実戦初登板だった2月25日の阪神戦(浦添)では2番手で、2回を無安打無失点に抑えた。高津監督は「先発をやらせるなら先発で調整させるのが基本。ぜひローテに入って、何日に1回か分からないですけど、登板してほしい思いは強いですね」。開幕まで4週間。休養を与えつつ、球数をどんどん増やしていくプランを組んでいる。

ロッテには国学院大の後輩小川、東都大学リーグでしのぎを削った同い年の佐藤都がいる。吉村は「いろんな人と対戦したいですね。どういった球が効くのか、どういう攻め方がいいのか。感じていければ」。キャンプ中に伊藤投手コーチや石川から学んだ「ゾーンで勝負する。カウント負けしない」を意識して、真っ向から勝負する。

ただ目下、苦しめられているのが花粉症だ。「ちょっとキャパオーバー。でも集中していたらあまり出ない。そんなこと言って、マウンドでくしゃみしたらすみません」。こちらは「気合」で、乗り切るという。

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