オリックス中嶋聡監督(53)は復帰したエース山本由伸投手(24)の快投を喜んだ。8回無失点の山本は102球と余力をもって降板した。

「久々の登板で非常に心配しましたけど、本当にいい投球をしたと思います。ブルペンではあまり良くないという報告でしたが、いざ始まっていたら力も抜けていたし、いつもの感じでしたね。どのくらいまで投げられるかなと思ったんですけど。いいペース配分だったと思います」

打線は5回に頓宮裕真捕手(26)杉本裕太郎外野手(32)の連打で好機を作り、大瀬良大地投手(31)の暴投で先制。すかさず茶野篤政外野手(23)の左犠飛で2点目を奪った。山本の降板が決まっていた8回には中川圭太内野手(27)の右中間への二塁打で大きな2点を追加した。

同監督は「大瀬良投手もいい投球をしていましたし、どうにか先制点がほしいところでした。茶野もよく打ちました。よく取ったと思いますけどね」と、打線の頑張りもたたえた。