ソフトバンク栗原陵矢が32打席ぶりの1発を放った。5回無死一塁で東の142キロ直球を仕留め、右翼席へ7号2ラン。「集中して自分のスイングをすることができた」とうなずいた。2回の内野安打も6試合ぶりの安打だった。9回は無死一、二塁から1点差に追い上げる右前適時打。今季4度目の猛打賞とし、35打点はリーグ単独トップと復調ぶりを示した。

<近藤猛追6号2ラン>

近藤健介が6号2ランで気を吐いた。4点を追う8回2死三塁。「ビハインドの展開で、何とかしようと集中しました」。カウント1-2から伊勢のフォークを引っ張り、右翼ホームランテラス席へ運んだ。「しっかりと自分のスイングができた」と納得の一打だ。5月の月間打率は2割3分5厘と低空飛行が続いたが、6月は同3割8分5厘と上昇気流に乗ってきた。