広島九里亜蓮投手(31)が5日、監督選抜でマイナビオールスターゲーム2023(7月19日=バンテリンドーム、同20日=マツダスタジアム)の出場選手に選ばれた。

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九里はプロ10年目で初の出場となる。今季はここまで6勝3敗、防御率1・76と好投を続け、上位争いするチームをけん引。広島からはファン投票と選手間投票で選出された秋山ともに出場する。「プロの世界で野球をやらせてもらっている以上、出てみたいと思っていたものですし、本当に出させていただける機会を与えていただけて、ありがたく思います」。素直に喜びを口にした。

2戦目は本拠地マツダスタジアムでの開催となる。「初めて出るオールスターの試合がマツダスタジアムで行われることは、すごくうれしいですし、元気な姿を、楽しく投げている投球の姿を見せられれば」。ファン投票で選出された秋山が「阪神勢が多すぎる中での赤いユニホームなので、“ウォーリーをさがせ!”状態かなと」とコメントしていたことを受け「ウォーリーが2人になれたかなと。少しは見つけやすくなったかなと思います」と笑った。

 

◆九里亜蓮(くり・あれん)1991年(平3)9月1日、米フロリダ州生まれ。父マーク・アントニオ・シェックさんはブレーブス傘下3Aでも遊撃手として活躍。投手としても最速153キロを出した。岡山理大付を経て、亜大4年秋の明治神宮大会はエースで優勝。13年ドラフト2位で広島入り。21年には13勝で最多勝を獲得した。187センチ、97キロ。右投げ右打ち。