フレッシュオールスター初出場の日本ハム矢沢宏太投手(22)が、イースタン・リーグ選抜の「4番DH」でスタメン出場し、1回の第1打席でいきなり中前打を放ち、復調をアピールした。試合前にはロッテ友杉ら大学ジャパンの仲間とも交流し英気を養った。左手小指と右膝の負傷も癒え、現在は2軍で調整中。投手としての登板はなかったが、富山での一打をきっかけに、1軍再昇格を狙う。
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矢沢が最初の打席で、しっかり存在感を示した。1回1死一、二塁。「分からない投手なので振って合わせていくしかない」と阪神の道産子ルーキー門別の初球、146キロストレートを捉えた。「本当はホームランを狙ってたんですけど。まあセンター前で。でもヒット1本出たのは良かった」。5回に代打を送られ投手としての登板はなかったが「いやあ、楽しかったです」と、充実した表情を見せた。
試合前練習では大学ジャパンで共闘した西武蛭間、ロッテ菊地、友杉と交流。4人で肩を組み笑顔で写真撮影した。出場決定後は3人とラインで連絡を取り合い、再会を待ち望んだ。「仲良すぎて久しぶりな感じがしなかったです。レベルの高い選手とやるのは楽しいなと、あらためて思いました」と振り返った。
2軍調整中の現状を「1軍にいたときより、かなり振れている」と言う。開幕から1軍出場を続けるうちに「自分のスイングを見失っていた。振れてないのに逆方向って考えたり、チームバッティングしようとしたりってなると、どんどん小さくなって崩れていく。振れる状態で他にもできるっていうのが、やっぱり大事だと感じた」。原点回帰に費やした鎌ケ谷での1カ月半を「いい時間になった」と手応えを口にした。
投球に関しては「まだブルペンの段階なので何ともいえないですね」と慎重にだが、この日はロッテ高野と情報交換するなど精力的に動いた。「同じ左ピッチャーなので、まっすぐのリリース感覚だったりとかの話をしました」と次のミッション、二刀流に向けた下準備も着々と進めている。左手小指、右膝の負傷も癒え「1軍に早く呼んでもらえるように頑張っていきたい」。万全の状態で戦列に戻り、最下位に沈むチームをもり立てる。【永野高輔】



