ヤクルト西浦直亨内野手(32)とDeNA阪口皓亮投手(23)の交換トレードが26日、両球団から発表された。DeNAは右打ちの内野手が補強ポイントで、通算571試合に出場し、遊撃をメインに三塁、二塁も守れる西浦に白羽の矢を立てた。三浦監督は「環境が変わって、またDeNAのために頑張ってもらいたいです」と期待した。

ヤクルトは投手陣の層を厚くさせることを目的に、プロ6年目の阪口を獲得した。今季、1軍での登板はなかったが、イースタン・リーグでは抑えも経験。150キロを超える速球、手元で動くボールなど、潜在能力の高さは魅力的で、新天地で飛躍する可能性を秘める。

◆西浦直亨(にしうら・なおみち)1991年(平3)4月11日、奈良県生まれ。天理では3年春夏に甲子園出場。法大を経て、13年ドラフト2位でヤクルト入団。14年開幕戦でデビューし、初打席本塁打。18年は初めて規定打席に到達し、初の2桁本塁打。通算571試合、389安打、38本塁打、188打点、打率2割3分6厘。今季推定年俸2600万円。178センチ、75キロ。右投げ右打ち。

◆阪口皓亮(さかぐち・こうすけ)1999年(平11)8月15日、大阪市生まれ。北海では2年春からベンチ入りし、3年夏の甲子園出場。17年ドラフト3位でDeNA入団。2年目の19年5月3日阪神戦で初登板。21年4月4日広島戦でプロ初白星を挙げ、これが三浦監督の監督1勝目となった。通算15試合、2勝6敗、防御率5・31。今季推定年俸900万円。188センチ、90キロ。右投げ左打ち。

▽ヤクルト西浦 スワローズを離れることは寂しい気持ちもありますが、今回のトレードを新たなスタートとして、新天地で活躍することが皆さんへの恩返しになると思って頑張ります。

▽DeNA阪口 ファンの皆さまには突然のトレードの発表になって、驚かせてしまっているかもしれませんが、新天地でもしっかり活躍しているところを届けたいなと思います。