大阪観光大はエースの竹本徹投手(4年=滋賀学園)のリーグ戦初の完封勝利で、今季初勝利を挙げた。
開幕3連敗で先発を託された竹本は「最後まで自分が投げきる」とマウンドに上がった。134球を投げ、阪南大打線をわずか5安打に抑えた。直球にスライダーやチェンジアップを織り交ぜ、5奪三振。2回には2死から連打と失策で満塁のピンチを迎えたが、1年春から登板する経験豊富なエースは、直球で右飛に抑えた。「ロースコアの試合で自分の力で勝つことができてよかった。ストライク先行とピンチでの粘りが要因かなと。最後まで投げて勝ち切れたのでうれしいです」と笑みがこぼれた。
竹本は今秋チーム唯一の4年生。同級生は今春のリーグ戦で引退したが、将来プロで活躍する夢を追い、独立リーグ挑戦を目指して残った。この秋に向け中心に行ったのは体作りのトレーニング。春季リーグ戦後、近畿学生野球のオールスターや、夏場の社会人選手との練習試合などで、自分に最も足りないのは体力だと感じた。基本に立ち返り、短距離ダッシュやウエートトレーニングなどを重ねて体づくりに力を入れた。「この秋のリーグ戦が最後の自分をアピールする場所。(最上級生としても)自分がなんとかプレーで引っ張っていけるように意識しています」と懸ける思いは強い。
初完封を果たした竹本について佐藤弘樹監督(37)は「今日は竹本に尽きます。直球でも変化球でもストライクが取れる。期待に応えてくれて4年生の意地を見せてくれました」と喜んだ。
竹本は今季の目標に「最優秀防御率」を挙げた。「最後まで任せてもらえる投手が一番信頼されている投手。(今後も)チームの中で信頼される投手なりたい。もう1段階レベルを上げて、来年、再来年でも(プロに)いけるように努力していきたいと思います」。夢を追い続けるエースが最後のリーグ戦で力を発揮する。【村松万里子】



