楽天岸孝之投手(38)が、“キラー対決”を制し、9勝目を挙げた。序盤から球は荒れた。毎回走者を出しながらも、要所を締める投球。「あれだけ調子が悪くて、毎回ランナーを背負って。なんとか取られても、最少失点でという気持ちで投げていた」と、6回8安打無失点で踏ん張った。

これで今季オリックス戦は5戦で4勝1敗、防御率0・87。チーム10連敗中だった田嶋との投げ合いを制した。13試合連続で100投球以上。調子が良くても、悪くても、安定感で試合を作り続けている。

自身5年ぶり9度目の2ケタ勝利にも王手。「特にないです。本当にチームが勝てて良かった。それが一番」と力を込める。激しいCS争いの真っただ中で、大事なのはチームの勝敗のみ。2位浮上で、本拠地仙台でのCS開催を実現させるため、次の登板も持ち前の安定感で、勝利につながる好投を狙う。

【関連記事】楽天ニュース一覧