試合終了の瞬間、楽天則本昂大投手はグラウンドをじっと見詰めていた。

初回を7球で3者凡退に抑えると、マウンドでほえた。気合十分で6回3安打2失点も、援護なく勝てなかった。CS出場を逃し「チームとして、うまくいかない時期の方が多かった。悔しいシーズンになりました。最後勝ちきれなかったところが僕たちの弱さかなと痛感しました」と率直に語った。