ソフトバンクが来季の組閣に向け、球団OBでかつて1軍投手統括コーチなどを務めた倉野信次氏(49)の再招へいを検討していることが16日、分かった。

同氏は3軍投手コーチだった11年に当時高卒の育成選手で入ってきた千賀滉大投手を指導。球団のエース、現在は米メッツで活躍する右腕を育てた実績がある。21年に退団した際には「人生の一番の目標は、日本で一番のピッチングコーチと呼ばれるようになりたい」と意欲を示し、海外で指導経験を積んだ。入閣となれば、1軍投手統括コーチと同様の役職に就く見込みだ。

今季のV逸には先発陣の不振が一因にあった。12球団で唯一、規定投球回到達者が不在。勝ち頭は5月から1軍昇格した有原の10勝だった。柱として期待された石川は4勝、東浜も6勝にとどまった。かつて常勝軍団を支えた名コーチで投手陣の立て直しを図る。

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