阪神西勇輝投手(32)がオリックス打線に返り討ちにあった。

シーズン終盤で調子を上げたこともあり、第2戦の先発に抜てきされた。09年から10年間在籍した古巣との頂上決戦でのマウンドで、まさかの4回途中6安打4失点で降板。「自分の球を投げきることができなかったのがすべて。攻めにいったボールが甘かった」。前夜は相手エースの山本に10安打を浴びせて8-0で完勝したが、逆襲を食らった。

自らのミスで相手に流れを渡してしまった。両軍無得点の3回2死一塁から一塁へけん制悪送球。二塁へ進塁されると、西野に右中間へ三塁打を食らって先制点を献上。さらに4回は2死から宗に四球を与え、下位打線から4連打を浴びてKO。岡田監督は「4連打か。(中継ぎ)用意してなかったよ。(けん制ミス、四球で)自滅やん」と渋い表情だった。プロ15年目で初めて出場した大舞台は、悔しいマウンドとなった。

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