阪神は16日、小川一平投手(26)と育成契約を結んだことを発表した。今季まで支配下登録選手だった小川はこの日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉し、300万円減の1000万円でサイン。背番号は122となった。「今季復帰予定だったので、投げられなくなって悔しいです。まずは投げられる姿を見せていきたいなと思います」と冷静に話した。

昨年12月に右肘を手術したが、今季は1軍登板がなくウエスタン・リーグでも2試合登板のみ。9月に「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(トミー・ジョン手術)を受けていた。 19年ドラフト6位入団で、プロ1年目の20年は1軍21試合登板で防御率4・71。21年はプロ初勝利を記録するなど、1軍19試合登板で防御率2・95の成績を残した。先発にも挑戦した22年は6試合登板で防御率4・38。「(同手術経験者の)島さん(島本)や(高橋)遥人さんにトレーニングを聞いたりしている。復帰後は前以上のを求めてやっていければなと思います」。まずは右肘のリハビリに専念し、復活の土台を整える。(金額は推定)

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