広島秋山翔吾外野手(35)が30日、マツダスタジアムで契約更改した。昨季途中に3年契約を結び、来季は3年契約の最終年となる。

今季は4月まで打率4割超を維持する好スタートを切り、打線をけん引するも、シーズン途中から失速した。打率が下降線をたどる中、8月12日に右ふくらはぎを痛めて離脱。その後は調子を上げきれないままシーズンを終え、CSではスタメンから外れる試合もあった。「1年間戦い抜きたいと思って準備してきたつもりでしたけど、節目の1500(安打)というのは通過点のつもりでやってきましたし、それよりももっといい成績で終わりたかったなというところで、終わってしまいました」。今季は115試合で打率2割7分4厘、4本塁打、38打点、8盗塁、OPS・709に終わった。

10月31日には「右膝外側半月板部分切除」の手術を行い、マツダスタジアムで続けるリハビリはここまで順調。「西川がいなくなって得点力が…って、メディアの方に言われ続けるのも、選手としては不本意だと思う。そうならないように、みんながこのオフ頑張っていこうと思っているんじゃないですか。僕自身もそう思っています」。打率、安打、打点とチーム3冠の西川が抜ける来季も、打線の中軸を担う準備を進める。

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