日本ハムは8日、「現役ドラフト」でソフトバンク水谷瞬外野手(22)を獲得し、長谷川威展投手(24)がソフトバンクへ移籍することが決まったと発表した。偶然にも日本ハムとソフトバンク間で「1対1トレード」が成立した形となった。

父がナイジェリア人の水谷は身長193センチ、体重99キロの大型スラッガー候補。強肩強打に加えて50メートル6秒と俊足。将来はトリプルスリーを狙える逸材として期待され、18年ドラフト5位で石見智翠館(島根)からソフトバンクに入団した。目標とする選手から取った「スタントン」やミドルネームの「ジェシー」などが愛称も豊富で、愛されキャラだ。

ただ、プロ入り後は5年間1軍出場なし。今季はウエスタン・リーグで83試合に出場し、打率2割5分9厘、4本塁打、35打点をマーク。同リーグ優勝とファーム日本一に貢献していた。ポテンシャル開花へ、新天地となる日本ハムへ向かう水谷は「1軍で出たことがないので、まずはそこをスタートラインにしたい。自分の名前をチームの首脳陣の方やファンの方々に売って行けたらいいなと思います」と話した。

▽日本ハム長谷川(ソフトバンクに移籍が決まり)「ファイターズファンの皆様、2年間という短い時間でしたが、温かいご声援ありがとうございました。エスコンフィールドでのたくさんの応援はとても力になりました。また、酷暑の鎌ケ谷に来ていただいて熱い応援をしてくださったファンの皆様、忘れません。北海道の街で声をかけてもらったことや、タオルやユニフォームを着て応援してくださる姿はとても嬉しかったです。ファイターズファンの皆様に活躍している姿を見せられるように、これからも頑張ります。本当にありがとうございました」

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