ソフトバンク田上奏大投手(21)が4年目の飛躍を誓った。14日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸650万円でサインした。「来季は先発ローテ入りと最低5勝は挙げたい」と表情を引き締めた。

今オフは2年連続でプエルトリコのウインターリーグに参加。納得いく結果は得られなかったが「弱い自分を知った」と前向きに捉えて帰国した。今季は6月に右肘裏を痛めるなど1軍登板もなく屈辱のシーズンを送った。メンタル面の強化を図り、来季に勝負をかける。

小久保監督がファームの指揮を執った2年間は、2軍開幕投手を務めた。新生小久保ホークスでもしっかり戦力になる意気込みだ。年明けはメッツ千賀の自主トレに参加予定。「僕の中でエースは千賀さん。何から何まで学んでいきたい」。メジャーで活躍する鷹の先輩から、勝てる投手のエキスをしっかり吸収する。(金額は推定)

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