広島九里亜蓮投手(32)が6日、マツダスタジアムに隣接された屋内練習場で自主トレを公開した。

 

森下とのキャッチボールでは歩幅を狭めた踏み出しからの感覚を確かめるように投じた。「キャッチボールだったりシャドーピッチングの中での感覚は良くなってきているので、あとは傾斜を使って投げるときに違和感がない状態にもっていければ」。昨年中からブルペンでの傾斜からの投球の感覚を確かめるなど徐々に体に染みこませている。上半身と下半身をひねらせる意識徹底のため20年に取り入れていた“やり投げ”のようなメニュー「ジャベリックスロー」を再開させた。

 

昨季は8勝止まりも、リーグトップの投球回174回1/3を記録した。今季も先発の柱の1人としてローテーションでフル回転することが求められる。「久しぶりに200投げるやつが出たなと思われるように頑張りたいと思います」。セ・リーグ投手では18年の巨人菅野以来となる大台を目指す。【前原淳】

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