自動車免許の次は開幕ローテつかみ取る。日本ハム根本悠楓投手(20)が17日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷での自主トレを行った。新庄監督は開幕ローテーション5人のうち4人まで名前を挙げており、残すは1枠。「少ないですが去年より(開幕ローテに)入りたい気持ちが強い。キャンプから毎回、結果を残していきたい」と気を引き締めた。

今オフは、ボールの精度同様、運転技術も地道に磨いてきた。自主トレの合間を縫って12月3日から自動車教習所に通い、今月11日に卒業検定、12日に免許センターでの学科試験をパスした。「忙しかったけど、取れるときに取っておかないと」。教習後の復習は欠かさず「反復が大事」と、日々のトレーニングの合間に約40分、練習問題を解き、1発クリアにつなげた。

昨季は終盤に3勝を挙げオフも「10月ぐらいから感触が良かった」。11月には侍ジャパンに初選出されアジアプロ野球チャンピオンシップ優勝にも貢献。当然、今季は開幕からのローテーション入りを見据える。この日は今年3度目のブルペン入り。約50球を投げ「キャンプの早い段階で投げると言われているので、仕上げも早くしたい」。免許試験対策同様、念入りな準備で、新庄監督の信頼を勝ち取る。【永野高輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧>>