西武栗山巧外野手がプロ23年目のシーズンも突っ走る。

埼玉・所沢市内で自主トレを公開。今季のチームスローガン「やる獅かない」について「僕にぴったりのスローガンなんじゃないかと思う。本当にやるしかない。1年間強い気持ちを持って戦えるかどうか。気持ちの部分を今年は掲げてやりたい」とテーマを挙げた。

チームメートの岡田、新たに弟子入りした蛭間とともに本拠地ベルーナドームからほど近い狭山湖へ足を運び、ランニングや坂道ダッシュを行った。後輩との練習には「教えることによって、自分も再確認できるところはもちろんある。僕も勉強になる」と話す。球団施設ではバットを握り、マシン相手に黙々とボールを打ち込んだ。

プロ通算2120安打。この2年間は主に指名打者での先発や代打で起用されることが多く、22年は89試合、昨年は77試合と出場機会や打席数は減ってきた。それでも「出番が来た時にやるしかない。年間を通して、絶対に活躍するんだという強い気持ちを持って」とベテラン打者の気持ちは変わらない。鍛錬を積みシーズンに向かう。【山崎純一】

【関連記事】西武ニュース一覧