「白湯(さゆ)」効果でレギュラーを奪取する。日本ハム清水優心捕手(27)が18日、阪神梅野隆太郎捕手(32)らと沖縄・宜野座村で行っている合同自主トレを公開した。梅野が招いた管理栄養士から寝る前と寝起きの白湯がコンディション調整に効果があると聞き実践中。100試合出場した21年以降、22、23年は出番が激減しており、朝晩の新ルーティン導入で、10年目の再浮上につなげる。

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白湯で心も体も整え、新たなシーズンに踏み出す。清水は2年連続で梅野との合同自主トレに参加。「キャッチング、ブロッキング、スローイング、どこを見ても球界トップクラス。去年一年やって、今年はそれプラス、技術のレベルアップができるように」と狙いを説明した。

テクニックに加え、簡単な日々のルーティンが、スイッチを入れるために大事だと気付いた。それが白湯。就寝時は寝つきやすくなり、寝起きに飲むと体をゆっくり温め、消化機能を活発にするとされる。梅野が招いた管理栄養士から聞き、自主トレ中に実践。「体がキツくなったり寝起きが悪い時とか、寝られないと思った時は、取り入れてもいいんじゃないかと。他にもいろいろ勉強しましたけど、それが一番良かった。発見できたこと」と手応えを口にした。

昨季は6月8日広島戦で、自身の判断ミスからインプレー中にミットを外してしまい、単打で満塁の走者をすべて生還させる失態を犯した。以降、約3カ月2軍暮らしが続き、結果的に出場32試合にとどまった。「去年は自分の中でもふがいなかった」。今季は寝る前と寝起きの白湯で、熱過ぎず、冷ましすぎない頃合いのいいメンタルを、保ち続ける。

合同自主トレには昨季、最優秀バッテリー賞を受賞したDeNA山本や、19歳の広島清水、中日山浅も参加。「(山本)祐大も最優秀取って、若い2人も元気はつらつとしてますし、僕も今年で10年目になるので初心に戻れるというか、そういうところもある」。ベテラン伏見や、中軸候補のマルティネスらに加え、大学日本代表の進藤勇也捕手(21=上武大)も加入。激戦区だが、定位置をつかみ取る。

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